チャン・クオックトアン
ナビゲーションに移動
検索に移動
- チャン・クオックトアン（建中三年（1228年） - 興隆八年（1300年）8月20日））は、
- 大越（ダイベト）帝国の皇族・武将。
- 漢字氏名は陳 國峻で、『興道（フンダオ）』は与えられた王号（興道王）である。
- 著作に『兵書要略』『万劫宗秘伝書』などの兵書がある。
生涯[編集 | ソースを編集]
- 大越（ダイベト）帝国の皇族の安生王・陳柳の子として生まれる。
- 大越（ダイベト）帝国の陳朝の初代皇帝・陳太宗の甥にあたる。
- 父の陳柳が、大越（ダイベト）帝国朝廷の実権を握る陳守度に由って失脚させられた事から、
- 大越（ダイベト）帝国朝廷と對立して行た時期も有った。
- 天応政平十九年年（1250年）に、大越（ダイベト）帝国皇帝から興道王に封じられた。
- 翌年の元豊元年（1251年）2月には大越（ダイベト）帝国皇帝・陳太宗の妹の天城公主と婚姻して行る[1]。
- チャン・クオックトアンは、智勇に優れた人物で有り、後には将軍として重用された。
- 元豊七年（1257年）に蒙古帝国騎馬軍団が侵攻して来た時も、
- 大越（ダイベト）帝国軍団を率いて蒙古帝国騎馬軍団を大いに破り[2]、
- 大越（ダイベト）帝国軍団が、蒙古帝国騎馬軍団を逆に追撃するまでの大勝を収めた。
- 大元帝国の圧迫に恐れをなした大越（ダイベト）帝国皇帝・陳仁宗が降伏しようと言い出したが、
- チャン・クオックトアンは『戦わ無いで降伏する也ら、私の首を差し出せ』と言って、断固として叛對したと云う。
- 此れに勇気付けられた大越（ダイベト）帝国皇帝・陳仁宗は徹底抗戦の構えを固めたと言われて行る。
- チャン・クオックトアンは大越（ダイベト）帝国軍団の総司令官に任じられ、
- 巧みな清野策戦を繰り広げて大元帝国騎馬軍団に大勝した。
- 翌年の紹宝五年（1283年）10月には、
- 国公（大越（ダイベト）帝国の陳朝皇族が宰相を兼ねた時に与えられる称号）・節制統領天下諸軍に任じられた[3]。
- 大越（ダイベト）帝国朝廷には昭文王・陳日燏（チャン・ニャット・ズアット）など外交に長けた人材がおり、
- また大元帝国騎馬軍団が、大越（ダイベト）帝国とチャンパ王国に對して同時に攻撃する二方面作戦を取った為に、
- 大越（ダイベト）帝国は、チャンパ国王ジャヤ・シンハヴァルマン３世と長年の遺恨を解消して、
- 共同戦線を張り、清野策戦を展開した。
- 重興四年（1288年）に、
- 大越（ダイベト）帝国とチャンパ王国の双方のゲリラ戦に悩まされた大元帝国騎馬軍団は遂に撤退を開始した。
- 此の時に、チャン・クオックトアンは、大元帝国騎馬軍団を白藤江（バックダン川）まで追撃して、
- 大元帝国騎馬軍団を壊滅させて行る（白藤江の戦い）。
- 其の功績に拠り、翌年の重興五年（1289年）には特に大王号の『興道大王』を与えられた。
- 太上皇で在った従弟の大越（ダイベト）帝国皇帝・陳聖宗は、
- チャン・クオックトアンを『尚父』と呼び、チャン・クオックトアンに對して臣下に侯までの爵位を自由に与え、
- 大越（ダイベト）帝国皇帝に事後報告をすれば良いと云う特権を与えた[4]。
- 興隆八年（1300年）のチャン・クオックトアンの臨終の際に、
- 大越（ダイベト）帝国皇帝・陳英宗がその死を惜しんで、チャン・クオックトアンの病床を訪れたと云う。
- 死後に、大越（ダイベト）帝国朝廷から太師尚父上国公仁武興道大王と追贈された。
陳國峻（チャン・クオックトアン）の死後[編集 | ソースを編集]
- 最大の盟友を失ったチャンパ国王ジャヤ・シンハヴァルマン３世は、
- 興隆十四年（1306年）に、大越（ダイベト）帝国皇帝・陳英宗の妹の玄珍公主と政略結婚をして、
- 改善された大越（ダイベト）帝国との関係の維持を図ったが、
- 翌年の興隆十五年（1307年）に、チャンパ国王ジャヤ・シンハヴァルマン３世が急死して、
- 疑心に駆られた大越（ダイベト）帝国とチャンパ王国は、再び泥沼の抗争に突入した。
ゲパルト型フリゲート[編集 | ソースを編集]
- ゲパルト型フリゲートは、ダイベト人民海軍がロシアから購入して、2018年2月に就役させた警備艦が、
- ダイベト史上の名将とされて行るチャン・クオックトアン（チャン・フン・ダオ）と、
- 大越（ダイベト）帝国の阮朝皇帝・阮光中（グエン・クアン・チュン）にちなんでチャン・フン・ダオやクアン・チュンと命名された。